seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

列車でランプーンへ

また今朝も10時にホテルを出て、『Garden』で朝食。こんな何も予定のないダラダラ生活をしてていいものかと思うも、のんびりするのも旅だからなと言い聞かせる。それでも今日は、郊外へ行ってみようと思い立った。前から気になっていたお寺が多い町、ランプーンへ。
せっかくだから列車で行こうと一旦ホテルへ戻り、トゥクトゥクで駅へ行く。着いたのは12時で切符を買いに行ったら、なんと14:45発の列車まで全くなかった。それまでは全く列車が動いていない。こんなものなのかぁとバスに切り替えようと思ったけれど、来ちゃったからには列車を待つことにした。2時間以上も…。駅前のカフェで本を読み、ぶらぶら歩き、ホームに入って列車の入れ替え作業を眺めていた。この駅には信号なんてものはなく、全て適当にやってる感じ。機関車を前に付け替え、3両持って行ったと思ったら、1両だけ別のホームに置いてきて、また戻ってくる。実にのんびりとした風景だった。
◆チェンマイ駅




ようやく来た列車は、バンコク行きの急行だった。パタヤから乗ったようなオンボロ列車でバンコクまで行くなんて大変だろうなと、暑い3等列車の車内に乗り込んで思ってしまう。何と言ったって窓が開かずに困っていたら、ホームにいた駅員が木の棒で窓を叩きながら歩いていて、叩いた後には開いてしまう、年季の入った列車なのだから…。でも、そんな列車で20分くらいの旅だったけれど風に当たるとやっぱり気持ちよかった。デッキとかで写真を撮っていたら、あっという間だった。
◆車内にて
 エアコンなし2等車は木製

 オンボロ3等車

 決死の撮影

 全解放の乗降口

◆ランプーン駅


ランプーン駅に降り立つと、本当に何もない田舎駅だった。そして、バスやタクシー、トゥクトゥクさえいない。どうしたものかと駅員に尋ねても、英語が通じなかった。この日も灼熱地獄で歩くのは嫌だなぁと30分くらい待ってはみたものの何も来る気配はなく、仕方なく歩き始めた。
方向さえ合っているのか不安で歩いていたら、レストランを発見。本当にオアシスを発見したかの喜びで飛び込み、コーラを頼み一服できた。店員に尋ねると英語が通じ、もう少し歩くと大通りに出てバスもつかまるとの事だった。何度も礼を言って歩き始めたら、すぐに大通りに出た。でも、ここでもバスは通らなかった。バス停らしき物はなく、仕方なしに歩く。そして駅から1時間近く歩いたところだろうか、ようやくソウテウ(乗合トラック)がつかまったと思ったら、すぐに中心部に到着してしまった。
この中心部にある寺院が『ワット・プラ・タート・ハリプンチャイ』。この寺院に来てみたかった。1108年に当時の王が建立したと言われ、黄金の仏塔が見事だった。参拝客も多く、その中を一緒になって広い境内を廻っていた。
でも30分くらいしたところで、帰りのバスは大丈夫だろうかと気になる。時間はもう16時半だから、ちょっと不安になり寺院前のバス停へ行ってみた。そしたら危険も危険、チェンマイ行き最終は16:45発だった。間一髪だったなぁと思うも、凄く短いランプーン滞在となってしまった…。
◆駅前通りにて

◆ワット・プラ・タート・ハリプンチャイ


◆帰りのチェンマイ行きバス

チェンマイに着いたと思ったら、えらい郊外だった。市街地を走ってるときに乗客はそれぞれ運転手に言って降りてったけれど、タイミングを逃してしまった。バスターミナルに着いた途端にスコールが降り出し、何故だかトゥクトゥクはことごとく乗車拒否された。20分くらい待ったらソウテウがつかまったけれど、なんだかツキがなかった感じ。
そのままナイトバザールのバーで飲んで、ターペ門の『PhonnonCafe』で夕食。散々だったランプーン行を話すと、「顔から疲れてる」と笑われた。
でも飲んで食事したら元気になって歩き出す。ロイクロ通りにはもう一つ『GoodFriendBar』というお気に入りのバーがあるんだけれど、今回は1度も明るい姉妹たちを見ていない。今夜も行ってみたら陰気くさいおばさんがいるだけで、客は誰もいなかった。残念でならない。
結局はホテル前の『LuckyBar』で飲む。この店の前を通らなければホテルには帰れず、自動的につかまってしまう。でも陽気な奴らばかりで嫌ではなく、たいていは1,2時間飲む。それでお酒をおごってあげても、500バーツまでいかないかな。今夜も疲れているのにド下手なビリヤードなんかやらされ、日付が変わってしまった。