seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

御池岳

山の紅葉シーズンも終わって静かになったかなと、鈴鹿へ行ってみた。
久々に霊仙山に登りたくて醒ヶ井養鱒場から林道に入ってみたら、思いっきり道を掘り起こした工事がやっていて通行止め。他の登山口へ行く道も工事中みたいで、あきらめた。やっぱり醒ヶ井は相性が悪いのかなぁ。昔の悪夢がよみがえる。このまま高速で京都へ行ってしまおうかと思ったりしたけれど、気を取り直して彦根経由で鞍掛峠に入って御池岳へ登ることにした。
御池岳は鈴鹿最高峰なのに交通の便が悪いからなのか他の鈴鹿の山よりかは人気がなく、自分も登ったことがなかった。鞍掛峠の滋賀県側に車を駐めると、そこが登山口になっていてスタート。尾根までの暗い急登で登る気力が無くなるも、尾根まで出ると視界が開けて気持ちよくなった。木々の葉は完全になくなっていて視界が良く完全な冬山だなぁって思っていたら、ガスってきてミゾレまで降ってきた。とりあえず鈴北岳までは登ってみようと1時間ちょっとで山頂に着くと何も降っていなくて、御池岳まで頑張ってみるかぁと気持ちを切り換える。でも寒かった。
北岳から御池岳の取り付きまでは「日本庭園」と呼ばれる草原が広がっている。スギ苔と白い岩の自然な配置が見事で、ガスっているから幻想的でもあった。でも日本庭園から御池岳山頂までは道がわかりにくく地図に迷マークがついてるのも納得で、油断ならなかった。地図とコンパスは絶対に必要。
鞍掛峠から休憩も入れて2時間20分、登山道の途中って感じの山頂に着いた。頂上でも視界は悪く下ろうかなと思いながら気圧計を見ると上がり始めてて、晴れるかもと山頂で昼食を食べながら時間を過ごす。そして30分後青空が見えてきて、冴えない山頂だと思っていたのに下界や周りの景色が見渡せるようになって、なかなかいい山頂だと見直した。
そして山頂から更に奥にあるボタンブチという所から戻ってきた人が「今行くと最高だよ」との事で、急いで行ってみる。山頂の森を少し歩くと、突然大草原が広がった。「何これ」と疑いたくなる大草原は苔の絨毯で、「奥の平」と呼ばれる山頂から「ボタンブチ」と呼ばれる断崖まで広大だった。ここから見る山々も最高で、頑張った甲斐があったとかなりの時間を過ごしてしまった。この山、かなりのお気に入りになりそう。
下りは青空になった日本庭園の景色を楽しみつつ歩いていたら、なんか登りと景色が違う。ついに迷ってしまった。地図で確認したら全く違うルートを歩いていて、なんとか20分くらいで戻れたものの危ない危ない。爪がはがれたところが痛くていつもの下り走りは出来なかったものの、日暮れまでには鞍掛峠に着くことが出来た。


車道から30分、昔からの峠に到着                 
完全に冬の山道                         
北岳山頂、寒い                        
石灰岩とスギ苔の日本庭園                    

御池岳丸山山頂1247m                       

奥の平                             
奥の平より御池岳を望む                     
ボタンブチ                           


ボタンブチより奥の平を見上げる                 
撮ってみた                           
北岳より日本庭園を望む                    
北岳より鞍掛峠を望む、遠いなぁ                
鞍掛峠にて