seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

旅をする裸の眼

旅をする裸の眼 (講談社文庫)

旅をする裸の眼 (講談社文庫)


なんか不思議本だった。ベトナムの少女がベルリンへ行って、そこから様々な人たちに連れられてってパリで生活する。
それも奇妙で怖い話なんだけど、そこでカトリーヌ・ドヌーヴの映画とも出会う。話は映画の中に入ったり現実に戻ったりするから訳わからなくなるけど、なぜか次へと進みたくなる本だった。
言葉もわからない少女が、現実を眼で捉えて生活していくのと映画を眼で捉えて感じ取っていく姿勢がなんか良かった。