seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

冠山

朝8時過ぎに出発したら渋滞に巻き込まれ、裏道もうまくいかずにイライラしながら北上する。今日は以前から気になっていた揖斐川源流にもなっている三百名山「冠山」へ行ってきた。
3時間かけて去年完成した徳山ダムに到着。そのでかさに驚いた。人造湖としては新潟の奥只見湖を超えて日本一らしい。でも道路は奥只見みたいに湖を沿って細い道路が続くんじゃなくて、トンネルと橋でほぼ一直線だから面白くない。時間を気にしながらも最盛期間近の紅葉を撮っていた。
徳山ダムを過ぎるとすぐに国道は終わり、冠山峠林道になる。林道と言っても綺麗に舗装された1.5車線の道で、紅葉のトンネルは良かった。どんどん高度を稼いでいくと見事な奥美濃唯一の岩峰「冠山」が姿を見せた。本当にあんな所に行けるのだろうかと不安になりつつ、冠山峠まで走った。
冠山峠には12時着で、まあ行けるところまで行ってみようとザックに荷物を詰めて出発。歩きやすい登山道はアップダウンが多いのを除けばすごく快適だった。紅葉は黄色が茶色に変わってて終わっているものの、残っているのが綺麗だし眼下を見ると紅葉が絨毯のように広がっている。こんな山の中にいると1週間の辛いことなんて吹っ飛んでしまうから、山はやめられないんだよなぁ。
1時間ちょっとで冠平に到着して、福井県側の景色が広がる。紅葉した山々が果てしなく続いていた。ここからは垂直じゃないかと思うくらい頂上まで岩肌が露出してて考えた挙げ句行ってみることにすると、すぐにロープが垂れ下がった1枚岩にぶつかる。こんなルートは久しぶりで、1人だからかなり慎重に行ったら踏み外すことなくクリアできた。その後も危険そうな所も数カ所あったけれど、難なく登れてうれしい。ザイルで親に結ばれている子供が可愛かった。
その直登も10分くらいで終了して、最後はおばちゃんに「お疲れさん」と案内されて山頂に到着。冠山峠からは1時間20分だった。山頂からの景色は360度のパノラマで本当に山深いと思わせられるほど岐阜と福井の山ばかりだった。多少風があって寒いと思うくらいだったけれど、小さな山頂ですごい景色を前にして食事してきた。
下りはもう15時過ぎだったから陽が柔らかくなっていて、まったりと下ってしまう。無事下山した後も夕日に照らされた冠山は見事で、三脚を持ち出して撮影していた。
はじめて登った冠山は期待以上で、また登りたいなぁ。


◆徳山ダム                    

◆冠山峠道路より                 




◆冠山峠                     
 山頂はすごく遠く感じる             
◆冠平より福井県側                

◆冠山山頂                    



 怖かった1枚岩                  
◆下山にて                    




◆再び冠山峠道路にて