seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

アーグラー城塞

朝食はホテルの中でまずいコーンフレークを食べてから、運転手に連れられてアーグラー城塞まで行く。昨日のタージマハルもそうだったのだけれど、運転手は駐車場まででそこからは自力で行かなければいけない。
アーグラー城塞は1565年にデリーからアーグラー遷都により建てられた、赤砂岩が主体のお城。石だらけには見えるけれど、内部には芝生とか植木があって安らぎもあるって感じだった。これが500年近く前に建てられたなんて考えられないほどに立派。ここから遠くに眺めるタージマハルもまたいい感じだと思うも、シャー・ジャハーンがここで幽閉されて自分が建てたタージマハルをどんな気持ちで眺めていたんだろうか。シャー・ジャハーンの息子達が兄弟闘争を始め、弟アウラングセーブが勝つと兄を後継者にしたシャー・ジャハーンを幽閉した後、再びデリーへ遷都したという。
◆アーグラー城塞                           
 タージマハルを望む                         

アーグラー停滞!?

アーグラー城塞を見終わると、運転手がもう終わりで他は連れて行けないと言う。そしてレディーマッサージはどうだと言ってきて、また客引きみたいな事を始めた。本当嫌になってきてきっぱり断ると、日本人はみんな行くのになんで断るんだと怒り始めるから呆れてくる。
まだ昼過ぎだというのに付き合うのが嫌になってきて駅で降ろしてもらう事にしたら、今度はチップの交渉を始めた。みんな2万円くらいはくれると…。来たよ来たよと、今度は強気に出てみたら何とか5000円くらいで妥協してきて、無事に駅で降ろしてもらった。やっかいな悪徳ツアーに引っかかったもんだ。
ようやく自由の身になれたと思っても、夜行列車の20時発までには7時間以上もある。この駅はアーグラー・フォート駅といって城塞の真横にあり周辺を歩き回ってみたけれどカフェみたいなのはあるわけもなく、結局は待合室で本を読んだりして時間を潰した。列車が来るアナウンスとかはあったりなかったりで仕組みがよく分からず、学生風のインド人に尋ねてみたら同じ列車だという事で時間になれば連れて行ってくれる事になり、安心した。しかも自分をアーグラー城塞で見たと言うから驚いた。
20時近くになってホームまで行ったら、インド人が1時間遅れるらしいと教えてくれた。仲良くしてて良かったとホッとしていたら、3時間も列車は来なかった。でも、その間には何人もの人と話が出来たし、東京から来た女の子とも知り合えたから、いい時間だったかも。
23時にようやく寝台列車はホームに入った。学生風のインド人と東京の女の子とは、奇遇にも同じ寝台になった。しかも東京の女の子はバラナシへ行くというから寝過ごす心配はなく、安心して眠ることができた。A1クラスだったけれど、日本のB寝台くらいの広さでクッションはそれ以下だった。でもすぐに熟睡してしまった。
◆アーグラー・フォート駅