seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

空中ブランコ

空中ブランコ (文春文庫)

空中ブランコ (文春文庫)


イン・ザ・プール」に続く伊良部精神科医の第2弾。そして直木賞受賞作品。相変わらず面白かった。
空中ブランコで飛べなくなったサーカス員や、先端恐怖症になったヤクザ、過去の小説が気になる作家など、いろんな患者がやってきて子供のような伊良部医師が遊びながら解決していく。その問題が自分にも当てはまると思わせたり、読んだ後の爽快さは、感心した。
そして「義父のヅラ」は馬鹿馬鹿しくて笑いが止まらない。カフェで読んでしまったため、やばくなって本を閉じてしまった。
塞ぎ込んだり疲れたときに読むには最高の小説だと思う。