seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

八方尾根で講習会

朝から細かい雪が降っていた。今日は良さそうだなと思って飛び出したくても、午前中は講習会が入っている。今年から強制参加になってしまった。
スキースクールまで行ってクラス分けかと思いきや、半日参加のメンバーは1クラスのみ13人。初級者から上級者までいる。そして内容は、カービングスキーを基本としたものだった。ポジションとかの確認は良かったけれど、全体的には何だかなぁって感じ。1人ずつ滑って声をかけられるんだけれど、自分は1度も声をかけられなかった。しっかり出来ているのか、あきらめられているのか。たぶん後者だろう…。見た目からフリースキーヤーの暴れ者だもんな。
講習が終わり、北尾根に移動して食事した。この中腹にはお気に入りの外国チックなレストランがあり、ここでロコモコを食べ、レッドブルカクテルを注入。これで元気になり変なスイッチが入って、上部はガスってるからと敬遠するみんなと別れ、1人でゴンドラに乗りセントラルコースを5本も滑ってしまった。バーンは硬くてもしっかりエッジが効き、急斜面の1枚バーンは面白い。かなりのスピードでかっ飛べた。
ラスト1本にしようと思った頃、ゴンドラ乗り場にある黒菱平のライブカメラの映像を見たら晴れて雲海が広がっていた。これは行くしかないでしょうとゴンドラとアルペンリフトを乗り継ぐと、兎平はガスっていてもアルペンリフト終点に近づくと、突然雲は晴れて山頂が望めた。叫びたくなるような眺めで更に上へ行こうとしたら、一番上のグラートリフトは営業時間を過ぎて終了。しかも景色を楽しんでいたら、すぐにガスが上がってきて景色も終了だったけれど、ご降臨のような束の間の絶景を見られてラッキーだった。
最後はこの黒菱平からリーゼンコースを、ヘトヘトなのにほぼ一気に滑り降りた。濃霧で全く先の見えない兎平を滑り、その下は間延びしたコブを直線的に駆け下り、改めて八方の素晴らしさを実感したような充実した1本だった。下に着いた途端、倒れ込んだけれど…。


◆ホテルの窓より

◆急斜面なセントラルコース

◆ほんの一瞬だった黒菱平からの景色