seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

ヘブンス園原と信濃比叡

昨夜は、岐阜県に入った東海北陸道の川島パーキングエリアまでしか行くことが出来なかった。もう眠くて眠くて、仮眠のつもりで寝て起きたら朝だった。
起きて急いで本線に出てみると、いきなりの大渋滞。こんな所で渋滞なんかあり得ないと思いつつ並び、渋滞は関インター手前で解消された。でも、関インターを過ぎるとまた渋滞になり、今度はなかなか動かない。電光掲示板には美並まで13km事故渋滞と書いてあり、その先も怖いなぁと美濃ジャンクションまで悩みに悩んで、奥美濃へ行くことを諦めた。高鷲まで行けば良い雪に出会えるはずで、昨夜のうちに美並の先のパーキングエリアまで頑張っていたらと無念である。
東海環状道で渋滞を回避し、中央道で一番近いスキー場『ヘブンス園原』へ。恵那山トンネルを抜けたすぐのところ。ここはファミリーゲレンデがメインで滑るのは最初から諦めてたけれど、山頂から奥へ歩けるようになっていて行ってみたかった。昨年秋にも1度歩いている。
着いたのは10時頃で、長いゴンドラとリフトを乗り継いで山頂へ行った。天気は快晴で、山頂から望む南アルプスは見事だった。そこから裏に回る形で1度下り、山奥へ林道を歩いていく。雪道は踏み固められていてスノーシューは必要なかったけれど、道を踏み外すと足は膝上まで埋まってしまった。やっぱりここはカラ松がキレイ。昼近くになり気温も上がっていたから樹氷は見られなかったけれど、真っ直ぐに伸びたカラ松を見ながら静かな雪山を歩くのは気分爽快だった。歩き回って、ズボ足で分け入った森の中で食事して、長い間雪山ハイクを楽しんでいた。
スキー場頂上に戻ってからは、板を履いて滑る。でも一番の急斜面でもコブとかは全くなかった。ほとんどがファミリースキーヤーの中を、SOSウェアでザックを背負い、ヘルメットを被ってかっ飛ばしていたから、めちゃくちゃ異様だったろうなぁ。滑る距離は短いのにリフトは結構並ばなければいけないのもあって、2本で終了。まあ今日は雪山ハイクで満足。
スキーを終えて、近くにある『信濃比叡』という寺院へ行ってみた。今日は「火渡り供養」があるという。ここは、比叡山の最澄伝教大師)上人が難路の神坂峠のために休憩施設を建てたと伝わる遺跡で、平成17年に本堂が建てられた。そして、比叡山根本中堂から分灯した「不滅の法灯」も灯されている。行った時には誰もおらず、静かな本堂で参拝できたのが良かった。お寺の人から「これまで頑張って生きてきた姿を仏様にお見せ下さい」と言われたんだけれど、そのお顔が凄く穏やかなのが心に残っている。
火渡り供養は、南アルプスを望む格好で建っている大きな伝教大師ご尊像の前で行われていた。すでに供養は終わっており、一般の人たちが列をなして渡っている。山伏が祈祷しながら順番に渡っていたけれど、人が多すぎるのもあって特別の何かはなかった。最初の供養が見たかったな。


◆山頂展望台より



◆雪山ハイクでの景色


◆信濃比叡