詩仙堂の額紫陽花

かなり久々に新幹線で京都へ行ってきた。『のぞみ』に乗るとやっぱり早く着きすぎて、旅に出たという実感がない。どこへ行こうか決める余裕はなかった。
京都駅に着き、どこへ行こうか迷う。宇治の三室戸寺の紫陽花もいいなぁって思ったけれど、すごい人出は予想できる。なんかゆっくりしたい気分だったから、詩仙堂へ向かった。

京都駅からは、行列に並んで乗り込んだ超満員の急行バスで銀閣寺道まで行き、そこからバスを乗り換えて一乗寺まで行く。地下鉄＋京阪＋叡山電車と迷ったけれど、さほどな渋滞はなかったから良かったかな。
天気は、雨が降ると思っていたのに晴れてきた。そして、めちゃ暑い。いつもの事ながら汗だくで詩仙堂にたどり着くと、入る前から『ししおどし』の音が聞こえてくる。これぞ、詩仙堂って感じ。畳の部屋に入ると気持ちよい風がながれていて、そこに座って眺める庭園は飽きない。有名なサツキの時期は終わったから人も少なくて、長い時間居座ってしまった。やっぱりここは心癒してくれる。
庭園に出ると、額紫陽花が綺麗に咲いていた。早速、新たに手に入れたEOSKissDigitalXで撮影。ほとんどが日陰にあるから、なかなか難しかったなぁ。でも、カメラは文句なしで十分だと思った。

長い時間居座っていて詩仙堂を出たら、めちゃ腹が減っていた。この辺りには感じ良いカフェが2軒あって、そこへ向かってみたら、2軒ともなくなっていてショック。他にも閉めた店が目立ったから、この辺りの客が激減したのだろうか。
仕方なくバスに乗り込んで祇園へ向かおうとしたら、バスは三条京阪に向かってしまい、三条京阪から祇園まで歩く事になってしまった。途中で食事が出来そうな店を見てみても、1人では入りにくそうな店が多く、結局は祇園白川のよく行くカフェへ。でもオーナーが変わってしまっていて、あまり良くなかった。なんだかなぁ…。
祇園に来た目的は、通勤鞄を買うこと。先月にリサーチした結果、やっぱり使っていたものと同じものが欲しくなり、『喜一澤』で全く同じ鞄を購入した。そしてまた『祇園小石』へも行って、くずきりと飴を購入。パフェでごった返している店内なのに、女将さんにお見送りまでしてもらい恐縮してしまった。

今日は本当に暑かった。『祇園小石』の女将さんにも「えらい時に来はったねぇ」って言われたくらいで、祇園界隈を歩いていたら脱水症状寸前に。どこかでお店に入ろうかと思って歩いていたら、鴨川近くのビルの2階にカフェバーを発見した。入ってみると写真とかが飾られてなかなか良い感じ、ビールを飲みながらマッタリしちゃう。そして、「七夕に飾るから短冊に願い事を書いてください」と言われビックリした。短冊に願い事を書いたなんて、いつ以来だろうか…。
ビールも入って復活し、祇園から京都駅までは歩いてしまった。鴨川を下り、高瀬川を下り、夕暮れ時でなかなか良かった。でもやっぱり駅に着いた頃はヘトヘトだったけれど、帰りはExpressカードで貯まったポイントでグリーン車だったから快適だった。さらには友人が名古屋駅まで迎えに来てくれ、中華を食べに行ってきた。

死ぬほど暑くとも、よく歩いた1日だった。

◆詩仙堂

◆祇園白川

◆鴨川

◆高瀬川