夜は短し歩けよ乙女
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/11/29
- メディア: 単行本
- 購入: 40人 クリック: 2,165回
- この商品を含むブログ (995件) を見る
相変わらず、京都が舞台。先斗町の夜に、下鴨神社の古本市、京大の学園祭、そしてそれらを巻き込んだ京都全体と、大きく4編からなる大学生活の物語だった。
基本は男が後輩の彼女を追ってリアルな京都で右往左往するんだけれど、その2人の周りで考えられない珍事件ばかり起こる。次々に個性的な人物が登場して、人が宙に浮くし3階建て電車が先斗町に出現する。ばかばかしいと思っていても、リアルさとファンタジーさが絶妙なバランスで面白かった。そして、大学生活が懐かしく思い、読後感も良かった。