seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

奈良県奥地へ

突然の休日で何も予定はなかった。天気も良くなかったから午前中は家にいたんだけれど、去年の今頃は鹿児島まで行って百名山に登ったんだなと思っていたら、出発していた。
北より南の方が天気が荒れそうになかったから、目的地は紀伊半島。ここには大台ヶ原・日出ヶ岳と大峰山脈・八経ヶ岳の2つの百名山がある。特に八経ヶ岳は、吉野から熊野を結ぶ修験者が歩く道『大峰奥駈道』(最も険しい熊野古道)の一部だから、一度は行ってみたかった。とりあえず足りない装備と地図を買い出しして、大台ヶ原へ。
東名阪道と伊勢道を走り大宮大台インターまで走り、そこからは延々と山の中を走る。インターから100km以上も走ったのにコンビニすらなかった。大台ヶ原での夕焼けという薄い望みをかけて走り続けたけれど、大台ヶ原の駐車場に着いた頃には一面濃い霧に覆われ、ちょっとしたら夕立に遭ってしまった。何も出来ず、何も見えず…。
仕方なく八経ヶ岳登山口へ向かうことにしたら、濃い霧で道路が見えない。しかもガードレールも所々なくて、その先は崖だから恐怖だった。しばらく霧が晴れるのを待ったくらい。
八経ヶ岳への道もまた細い山道で、さらに山深く入ってきたことを実感した。店なんかあるはずもなく(携帯も圏外)、登山口の近くに広場を発見しテントを張って自炊した。自炊と言っても車に積んである『さとうのごはん』とレトルトの牛丼を温めるだけなんだけれど…。怖いくらいに真っ暗な静かな所だったけれど雨も上がり寒いくらいに涼しく、久しぶりのテント泊はなんか心落ち着いた。ランタンの明かりで本読んだりして。