坂本龍馬 最後の謎

龍馬暗殺 最後の謎 (新人物文庫)

坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺された『近江屋事件』をいろんな側面から検証した本。会社の人から貸してもらって読んだんだけれど、実に興味深かった。
新撰組が襲ったという事実を覆したり、幕府や薩摩、土佐藩が黒幕だったという仮説を立てたり、近江屋の家の造りから現場検証したり、様々な資料から語られる史実は納得できる。歴史に名を残そうという虚言まで出てくるから面白い。
そういった中でやっぱり最後に残るのが、佐々木只三郎率いる『見廻組』。その裏付けも緻密でそう思わざるを得ないけれど、偉大な龍馬が簡単に暗殺されてしまっただけに謎は謎のままなんだろうなぁ。
やっぱり今週末は龍馬に会いに行こうかな。京都文化博物館で龍馬の写真が3日間限定で特別公開されるというから…。

2010年ＮＨＫ大河ドラマ特別展　龍馬伝
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_ryoma.html