seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

イルカと墜落

イルカと墜落 (文春文庫)

イルカと墜落 (文春文庫)


沢木耕太郎が実際に遭ってしまった墜落事故の事が書かれている。
前編の『イルカ記』では、アマゾン川を旅しながらピンクイルカに出会った事など沢木耕太郎らしい文章で進んでいく。やっぱりこの人の本を読んでいると、すぐにでも旅に出たくなる。
でも後編の『墜落記』では墜落事故前後の様子が生々しく、こんな状態でもよく観察していられるなぁと感心した。実際墜落事故のことを知ったのは『一号線を北上せよ<ヴェトナム街道編>』を読んでからで、なんでニュースを知らなかったのだろうと思ったら、それは9・11テロの直後だったからだと思う。ブラジルに向かう途中のカナダでテロ事件の影響を受けて、足手まといになっていたのには驚いた。そしてブラジルの熱帯雨林に墜落して生還する。やっぱりすげぇ人だなぁと思った。この後、リハビリも兼ねてヴェトナムに行ってしまう気力もすげぇ。やっぱり尊敬する。
早く旅に出たいなぁ。
一号線を北上せよ<ヴェトナム街道編> (講談社文庫)

一号線を北上せよ<ヴェトナム街道編> (講談社文庫)