seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

神の子どもたちはみな踊る

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)


村上春樹の短編小説が6編。すべてが阪神大震災に絡んでいても、その後の話が中心だから悲惨というものではなかった。生と死について考えさせられたかなぁ。
特には、『アイロンのある風景』では焚き火の暖かさが伝わっていい感じだったし、『タイランド』ではタイの田舎の感じが良かったし、『蜂蜜パイ』ではクマの話がいい感じで進み意外にもハッピーエンドで終わるし、なんか明るい感じがして後読感がすごく良かった。読めば読むほど味がわかるかもって、何度も読んでみたくなる小説だった。