思考の整理学
- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/04/24
- メディア: 文庫
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東大・京大で一番読まれた本だけあって、論文を書くのが主題として書かれていた。でも考えることを見つめ直すにはいい本。帯に「もっと若いときに読んでいれば…」と書かれていたのは同感だった。
これを読んで一番響いたのは、考えるには余計なものを捨てていくこと。なかなか忘れられないから新たな考えも入ってこないらしい。いい睡眠をとっている間には不必要な考えを捨てて頭の中を整理しているから、目覚めたときがスッキリしていていい考えが浮かぶとのこと。実践しようと頑張るけれど、なかなか起きられないしいい考えも浮かばないのが現状…。あと騎上(今では車中)での考えもいいらしく、自分は長時間の1人ドライブが多いから様々なことを考えたりもするから、これは実践してて(?)いい効果があるんだと嬉しかった。
もう一つは、いい考えが浮かんだらメモを残して、それもまた忘れるということ。いい考えなら後で読み返しても残っていくもので、それを繰り返すことで自分にとって本当に必要なものが残っていく。これは前から薄々感じてたことで同感だった。ただ書き留めることをあまりやらないから、携帯のテキストメモとか利用しながら始めてみた。
なんかいろいろ実践したいと思わせてくれる本だったけれど、なかなか出来る事じゃない。徐々に始めていくかな。その前に考える主題があまりないような気がするけれど。