seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

海辺のカフカ

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)


海辺のカフカ (下) (新潮文庫)

海辺のカフカ (下) (新潮文庫)


2年前に読んでからの再読。相変わらずの不思議な世界に浸っていた。
それぞれ全く違う所で物語は進んでいき、最後までそれぞれの存在すら知らずに終わっていく。それでも1つの物になっているのはすごい。そして、少年や青年、老人などの立場が違う生き様みたいな人物描写も細かくて、改めて感心する。例えば、星野青年なんかメインにならないようだけれど、生い立ちまでもがインプットされてるようなこと。
不思議な世界と現実の世界を行き来しながら、いろんな事を考えさせてくれるこの物語は、やっぱりいい。また数年後に読みたいな。