seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

国境の南、太陽の西

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)


相変わらず村上小説は最高。
自分は結婚してないんだけれど、この主人公に共感できる点は多かった。この本には恋愛にとどまらない「喪失」とか「幻想」とかが読み取れる。それは子供の頃からの過去をひきずって。でもそれを変化させる努力をしたり、時には妥協したりして、進んでいくんだよなぁ。
最初のあたりは12,3歳の頃のことも思い出させてくれた。めちゃくちゃ似た出来事が多かった。
いろんな事で彷徨ってる時期、この本に没頭できた時間が持てて良かった。