seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

雪山の藤原岳

少し朝寝坊してしまったけど、思い切って藤原岳まで行ってきた。
久しぶりに行ったら登山口に立派な駐車場が出来ていてびっくり。結構な大きさなんだけど、すでに満車になっていて路肩に駐めた。そして準備してたら警官が来て、「駐めていいですか?」って聞いただけなのに、「何しに来た?」とか「どこから来た?」とか職務質問みたいな事をされる。挙げ句の果てには「お前の言ってることはわからん」と言って帰ってしまった。「はぁ?」って思ったけど駐めておいていいんだなと判断して登り始めた。
4合目までは天気が良くて、下界や養老山脈を眺めながら快適に登る。道はぐちょぐちょだったけど、驚くほど足取りは軽くて息も上がらなかった。スキー効果かなぁ。
4合目で大休止して登り始めると完全な雪道になった。こんなに多い雪は初めて。他の登山者はみんなアイゼンを付け始めてたけど、自分は持っていない。ツルツルの斜面やズボ足の斜面なんかはめちゃくちゃ大変だった。しかもストックは1本だったからダブルストックで登れば良かったと後悔した。
四苦八苦してるうちに8合目あたりで13時になってしまった。お腹が空いてパワーが出ないし、雪が降りそうな天気になってきて寒いし、昼食を取ることにした。いざ昼食の準備に取りかかると、体の汗も冷えて震えるような寒さになる。持ってきたものを全部着込んでも。暖房にすぐ逃げ込める環境で生活してしまってる自分には辛かった。ただでさえ準備とか遅いのに、体がカチコチで手がかじかんで更に遅くなる。ようやく出来たチャイは、猫舌なのにすぐ飲んでしまった。おいしかったぁ。
昼食を終えて更に登ろうとも考えたけど、天気も悪いし更に雪が深くなるから大変だろうと断念。頂上の雪原を見たかったけど下山することにした(相変わらずのヘタレ登山なんで)。下りは下りでめちゃくちゃ緊張する。下手に転んだら滑落してしまうから。でも、安全そうな所では靴で斜面を滑って遊んだりもした。白馬人も驚くほど自分は靴滑りが上手いらしい。
4合目からは雪もなくなって、思いっきりかっ飛んで16時に下山。新しい駐車場はありがたい事に靴洗い場まであって、ドロドロになった靴やザック、スパッツとかをきれいにして登山終了。
雪が多すぎて、福寿草は見えなかったし、山頂へは行けなかったし、でも銀世界の中を登山できたのは嬉しかった。アイゼンなくてもあそこまで登れたことも自信になった。1ヶ月後くらいにもう一度行きたいなぁ。でもスキーとか桜もあるしなぁ。悩む…。