seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

夜叉ヶ池

今日の山は諦めようと思っていたけど、昨日の夜中にピンポイント予報を見たら12時だけ晴れマークがあったから急いで寝た。それでも寝坊してしまい9時に名古屋を出発して夜叉ヶ池の登山口には11時過ぎに着いた。
夜叉ヶ池へ登るのは今日が初めて。スタート直後のアップダウンがきつく、すぐにTシャツになって登る。それが30分くらい続くと道はなだらかになって、ブナの大木の森に入った。本当ここは良かった。鈴鹿でも見られない広葉樹に覆われた静かな所で、出発が遅くて時間もないのにザックを下ろし時間を忘れて佇んでいた。終わりかけの紅葉も実に良かった。
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夜叉ヶ池の神話で夜叉姫が身を清めたという幽玄の滝を過ぎると森を抜けて岩場になる。それも結構な急登で久々に辛かった。手を擦り剥いたりして流血もしたし。あと、登山道の右手には夜叉壁という切り立った岩場があって、美濃の山では意外だったけど格好良かった。急登を20分くらい登ると稜線に出て、山頂への標識しかなくて「池は?」と思ったら、真っ正面の眼下に小さな池があった。14時到着。神秘的なところはあったけど、必要以上にロープが張ってありなんかがっかり。しかも、池の端で昼食の準備を始めたら、監視員が飛んできて火気厳禁だとパンフレットを持ってきて怒られた。何も怒らなくてもと思ったけど、山での雰囲気を壊したくなかったから反論せず、おにぎりだけ食べて早々に引き上げた。



下山も岩場は結構大変。何回か滑り落ちたし。でも新しく買ったストックが調子よく助けられた。やっぱりコルクのグリップはいい。岩場を過ぎたら、疲れているのに面白いように足が前に出て1時間ちょっとで下ってしまった。あとから下ってきた夫婦に「追いかけたけど無理だった」と言われたくらい。
結構厳しかったけど、ブナの森は気に入った。今日は雲が多くて光がいまいちだったから、また来年来ていい写真を撮りたいなぁ。



車に戻って先月いい写真が撮れたダムに急いだけど、すでに日暮れだった。お腹が空いていたからカップラーメンとコーヒーを作る。夜叉ヶ池で出来なかったから。そして食べていたら体が冷えてしまい、今度は温泉へ急いだ。今日は揖斐高原にある久瀬温泉。なんか来たことがあるなぁと思ったら、露天風呂しかなくて後悔した温泉だった。洗い場も外で寒い寒い。でもシールはゲットした。
帰り道、携帯の電波が拾えるところで携帯をいじると無反応。「切る」のボタンだけが使える。これでは誰にも連絡できない。友人に会いに行こうと思ったのに。急いで地元のドコモに行ったけど間に合わなかった。いざこうなると身動きが出来ない。不便だなぁ。