seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

志賀高原と山田牧場

朝6時に目を覚ます。車が暴風でどうなるか心配だったけど、相変わらずどこでも寝られる性格でしっかり熟睡していた。朝には晴れているものだと思っていたら、まだ雨は降っていて霧も凄くて再び眠る。次に起きたのは8時。体を起こしてまず目にしたのは、一面に広がる雲海とそこに浮かぶ北アルプス連峰だった。夢じゃないかと外に飛び出すと気温0℃の寒さは厳しかったけど、真っ青な空と雲海の景色は最高。これだけでも来た甲斐があった。
わかりにくいかな
早速山歩きに向かいたかったけど、こんな快晴は滅多にないから群馬県側に少し行ってみた。ここは日本国道最高地点になるところで景色が別世界。映画「私をスキーに連れて行って」で夜中滑っていたツアーコースの所でもある(古いかな)。横手山と白根山の間に雄大な景色が広がっていた。
白根山

横手山
芳ヶ平

景色を満喫しているとお腹が空いているのに気がついた。朝食も食べずに動き回っていたから当たり前かと志賀高原に戻って下りながら食事ポイントを探し出すと、田ノ原湿原付近で今度は綺麗に紅葉しているカラマツを発見。空の青と木々の黄色のコントラストが何とも言えなかった。ここでもかなり歩き回っていた。結局朝食は三角池の畔でパンとスープとコーヒーで済ませる。10時だった。



11時、硯石から前山リフトに乗りようやく山歩きをスタートした。今回は志賀山登山。遊歩道のサブルート的存在だったからあまりきつくはないだろうと思っていたのが甘かった。リフト頂上からの遊歩道は本当に気持ちがいい山歩き。天気はいいし、山々は綺麗に見えるし、本当最高だった。しかし、遊歩道から登山道に入ると道は一変。登りはきついし、道が小川じゃないのかと思うくらい水が流れている。7分丈の登山パンツを忘れたことを後悔した。それでも1時間ちょっとで山頂に到着。横手山や笠岳が綺麗に見える。山頂でカップラーメンとおにぎりを食べてから、もう一つの裏志賀山へ。そんなに下るのかと思うくらい下って登り返したけど、裏志賀山から見た大沼池は綺麗。木々がすでに落葉していたから残念だったけど、今の自分にはこれくらいがいいかなと変な納得。また来よう。
志賀山から望む横手山
裏志賀山から望む大沼池
奥志賀山からは一気に四十八池まで駆け下りる。ここは1本の長い木道が通っていて、誰もいない広い湿原はとても静かで感傷的になっていた。そして、ふと過去に大雨で散々だった白馬岳テント山行でふらふらになって木道を歩いた天狗原を思い出す。あの時は大雨だから人がいないのは当たり前で、本当に下山できるか心配だった。あの時支えてくれた仲間には今でも感謝。ずっと雨で今までで一番辛い山行だと思うけど…。
四十八池
四十八池から大沼池までピストンしようかと思ったけど、どう考えてもリフトの最終に間に合いそうになかったから諦める。リフトの係員たちも帰ってこれるかと心配そうにしてたし。リフト乗り場まではまた気持ちの良い遊歩道を早足で歩く。戻るとなれば次のポイントへ行きたかったから。
渋池
前山より
車に戻ったのは16時。すでに陽が傾いてて志賀高原を後に笠岳を越えて山田牧場に向かった。山田牧場へ行く道は中学生の頃に来た覚えはあるけど、こんなに景色がいい所だっけと思うくらい最高の景色が広がっていた。北アルプスを望むポイントなんか実に絵になる風景。夕暮れまで待ちたい気はしたけど、すでに大型カメラがずらりと並んでいてなんか居心地悪く下ってしまった。下りながらポイントを探すけど結局いい所はみつからない。夕陽もなんか中途半端だったし。ここもまた来よう。





日が暮れてから山田温泉へ行く。ここの公衆浴場の「大湯」は小さいながらもすべて木で作られている気持ちいい温泉。洗い場だって蛇口はなく木の樋があって板を倒すと湯が流れる仕組みになっている。湯は凄く熱いけど体にいい感じで、小さな湯船のぬる湯に浸かっていたら地元のじいさんに「子供が入るところだ」となぜか叱られ、熱湯の方で地元民の方と同じように出たり入ったりしていた。
今夜はここら辺りに残りたい気もしたけど、もう少し南の方も気になり大平街道へ向けて国道をひたすら走った。