seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

アフターダーク

アフターダーク (講談社文庫)

アフターダーク (講談社文庫)


久々に村上春樹の小説を読んだ。意外と評価が低いこの小説だけど、良かった。
ある一夜、ダークな現実の世界と非現実的な世界で時間が進む。うまく理解できないまま読み進めると夜が明けていく。事件とかは全然解決されないまま朝を迎えるけど、その朝の表現がとても良かった。緊迫している仕事の合間(通勤とか昼休みとか)に読んでいたからより爽やかな気分になった。「どんなにダークな夜でも白い朝はやってくる。」とは書かれてないけどそんな気になった。