seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

またもや雨乞岳

登れなかった。
朝起きて珍しく青空がのぞいていたから鈴鹿へ向かった。10時に武平峠に着き雨乞岳へ向けて登り出す。晴れすぎてかなり暑かったものの体の調子も良く順調だったが、登山道の整備が悪く体力を消耗していく。そして1時間後大変なことが起こった。
標識が全くなく小さなテープを頼りに登っていたのだが、気が付くとどこにもテープがなくなっていた。やばいと思って引き返すが元の道もわからなくなってしまいパニックに陥る。とりあえず地図を取り出し大まかな位置はわかったものの、どうやって戻ればいいかわからず途方に暮れた。しかし、止まっていても何も変わらないから遠くに見える尾根まで直登しようと思い、死に物狂いで登った。
道に迷ってから1時間後、尾根に出たらテープを見つけ生還したことがわかった。が、もがいている間にかなりの体力を消耗したことと、ホッとしたことで力が抜けてしまい、下山することにした。途中、愛知川の源流とも言える湧き水が湧いている所で遅い昼食を採る。ここは広葉樹で覆われていて湧き水が沢になっていくという自然の原点みたいな所で、なんか窮地を脱したこともあり感傷的になっていた。すごく良い所だった。

鈴鹿に登り始めて15年以上にもなるが雨乞岳だけはなぜか登れない。それだけ大変な山だということだが悔しい。今度はみんなでトライしたいなぁ。(投げ掛けてみる)