Go to Bangkok
タイ最終日。
今回は忙し過ぎて列車の旅が出来ず悔やんでいたけれど、運休していたパタヤからバンコクまでの旅客列車が再開したとの記事を発見。これは行くしかない。前回パタヤに来た時は運休中で乗れずにいた。
12時にホテルをチェックアウトして、バイクタクシーでパタヤ駅へ。どこもそうだけれど、鉄道の駅は市街地の外れにある。特にパタヤ駅は駅舎があるのみで、周りにはお店すら見当たらない。
列車が来るまでにまだ2時間以上あるというのに、ホームには結構な人が待っている。若者や貧しそうな家族、それに欧米系の旅行者。
普通の人たちは200バーツ、2時間で行くバスを選び、そうじゃない人たちは30バーツ、5時間かけて行く列車を選ぶ。もちろん自分は100円くらいの列車の旅の方が、人間臭く旅情があって、あえて選ぶ。
駅には小さな売店があり、周りに何もないから大繁盛。
ホームはなかなかキレイで、新しい国王の写真も掲げられてる。
出発30分前になり、切符の販売開始。指定席はないのに、我先にみんな並ぶ。自分も並んだけれど…。
出発前になると、屋台もやって来た。
つくねみたいな物やウインナーを買うと、さっと揚げてくれる。
これが旨くて、鉄道の旅には欠かせない。
ようやく客車を引いたディーゼル機関車がやって来た。やっぱり旅には客車列車がいい。
列車に乗り込んで座席を確保。ホームにはたくさんの人がいたけれど、10両編成くらいあったから混雑なし。ボックス席を1人で占有できた。車両は古いけれど、シートは張り替えあり真新しい。ビニールだけれど…。
もちろん非冷房車で、扇風機が回ってる。窓も全開だった。
列車が走りはじめ20分くらいでシーラチャ駅に停車。日本企業が多い街だけれど、ここに日本の客車が放置されていた。今は日本の寝台列車もタイで走らなくなり悲しい限りで、また日本の客車に乗りたいなぁ。
車内販売で青マンゴーを購入。中にビニール袋に入った辛い塩が入っていて、これを付けて食べるとめちゃ旨い。
途中のなぜだかカラフルな駅。
楽しかった5時間の列車の旅は、寝てしまったのもあり、あっという間に終わってしまった。今回は待ち合わせもあり終着ファランポーン駅まで行けず、エアポートリンクやBTSへの乗り換え駅でもあるパヤタイ駅で下車。
都会のど真ん中なのに、タイ国鉄の駅だけはすごいローカル。
この背後では車が大渋滞してるっていうのに、ジャングルの駅にいる感じ。
列車が行ってしまうと、すぐに子供の遊び場に。この駅は、いつ来ても面白い。
パヤタイ駅で友人と合流したら、深夜に出国するというのに映画館へ連れて行かれた。観たのは、スーパーマンとかヒーローたちが集合したSFもの。有名らしいけれど興味ない上に、英語でタイ語字幕と訳分からず、爆睡してしまった。
そして、空港で最後のカオニャンマンムアン。
今回は、緊急出国で5泊7日とバタバタだったけれど、いろんな友人に会えたし、チェンマイにも行けたし、かなり満足だった。他の国にも行きたいのだけれど、やっぱりタイはいいな。
この後は、タイから上海に飛び、5時間のトランジットで帰国という過酷なものだった。マイレージの特典旅行で奇跡的に予約できたチケットだから仕方ない…。
おしまい。