御嶽山噴火で大平峠へ
御嶽山噴火は衝撃的だった。山頂には登ったことないけれど、冬には年間40日も通った事があったスキー場がある御嶽山。一番登山客の多い時期の土曜日に、しかも頂上に滞在する絶好の時間に、何故に噴火しなければいけないんだろう。改めて自然の驚異を思い知らされた。その後から次々配信されるニュースと映像も衝撃的。自分も遭遇していたかもしれないという恐怖に、出来る限りの注意を持って山には入ろうと思った。消息を確かにしておくのも大事だな。
そんな御嶽山を、この目で確かめたいと思ってしまった。さすがに開田高原とかまで近寄るのは危険というか不謹慎なような気がして、遠くからでも噴火口が見えそうな大平峠まで行ってみる。ここから見る御嶽山が自分は一番好き。峠途中の木曽見茶屋からは頂上の少ししか見えないから、やっぱ峠頂上から登山道で夏焼山に登ってみた。
頂上にたどり着くと、目の前にはいつもの大きな御嶽山から空高く噴煙が上がっていた。快晴の上天気だったから、余計に噴煙は目立ちパワーを感じる。そんな御嶽山に向かって、犠牲者の冥福を祈っていた。
頂上では相変わらず誰も来ないから、しばしマッタリする。久々の登山だったし、天気も良かったし、色づき始めた木々を眺めながら何も考えずボーっとしていた。今の自分に必要なのは、こんな時間かも。帰りは明智に立ち寄って、気持ちいい山道を走って帰ってきた。
◆夏焼山頂上より
◆登山道にて
◆明知鉄道・山岡駅付近