seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

『峠』

また今週末も雪が降ってくれない代わりに雨が降る。だからという訳じゃないけれど昨夜も飲みに行っちゃって、帰りは2時だった。今週2回目…。

そして今日は午前中には起きたけれど身体が怠く、動き始めたのは昼過ぎ。ホームセンターを物色してから、モスとドトールで本を読みふけっていた。最近、本は結構読んでいる割に、なかなかヒットがない。何だかなあって感じで久々に読んでみた司馬遼太郎の歴史小説、やっぱり最高に良かった。

『峠』という分厚い3冊からなる長編で、幕末の越後・長岡藩が舞台。家老格じゃない家に生まれた河井継之助が筆頭家老にまでなって、戊辰戦争の中でも激戦といわれた北越戦争の指揮を執ることになる。その筆頭家老になるまでは諸国を歩き回り、幕末の変化を実感していく様も興味深かったし、長岡藩を生き延びさせようといろんな策を考えていく様はリアルだった。そしていざ薩長と幕府の戦いになり、尊皇ではあるけれど長岡藩は譜代でもあり、ぎりぎりまで折衷を考え、結局は薩長と戦っていく。北越戦争があったことは知っていたけれど、これほどまでのドラマがあったなんて知らなかった。幕末のはまだまだ知らないことが多そうで、もっと本を読みたいな。

 

峠 (上巻) (新潮文庫)

峠 (上巻) (新潮文庫)