seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

列車でチェンマイへ

朝5時、ぐっすり眠れた寝台列車の中で目覚めた。外の景色は、空が紅く染まり始めていて、周りには家も道路も何もない大草原。「なにこれ!!」と思ってしまった素晴らしい景色を、ただ(介護用みたいに窓へ向かい起き上がる)ベッドにもたれ掛り飽きもせず眺めていた。
8時になってベッドから起き上がり、朝食を摂りに食堂車へ行ってみる。食堂車は中間にあり個室寝台車は最後尾にあるから、6車両の間を歩かなければならなく遠かった。でも食堂車だけは古い車両で窓は全開に開け放たれ、その中での朝食(150バーツ)は気分良かった。大草原から渓谷に変わった景色を眺め、タバコを吸いながらコーヒーという贅沢な時間だった。
個室に戻り下車する準備を始めたけれど、到着時刻9:45が近づいても景色はすごい山の中だった。おかしいなと思って乗務員に尋ねたら、「たぶん12時半くらい」とあっさり言われてしまう。遅れているのに一切のアナウンスもなければ、食堂車でも何も言われなかった。まったく相変わらずのんびりしてやがる…。ちょっと寝てみたり、また食堂車でコーヒー飲んだりして時間を過ごす。食堂車では、乗務員たちがビール片手に語りかけてくるのだから話にならない。でも、楽しかった。
12時半、乗務員が言った通りに3時間遅れでチェンマイ駅に到着した。相変わらずこの駅の雰囲気もいい。駅前ロータリーにある店でアイスコーヒーを飲んでいたらマッタリしてしまい、1時間くらいいただろうか。ここも隠れた、お気に入りポイント。
そして、チェンマイ市街に向かう。相変わらずロータリー内のタクシーは吹っ掛けてくるから、外に出たところでトゥクトゥクを拾った。80バーツと言うから、まずまずかな。行き先は、昨年から世話になっているロイクロ通りにあるホテル『VipaHouse』。1泊500バーツ(≠1350円)と以前に比べたら高い方だけれど、値段以上に広く清潔で、繁華街近くなのに静かなのがいい。従業員たちともFaceBookを通して友人であり、気軽なのもいい。
眺めのいいところを用意してくれていた部屋に入り、シャワーを浴びて、早速散歩に出かけた。もう懐かしいって感じじゃなく、また帰ってきたという感じの街。歩いていると、通りや店先から挨拶される、そんな街。ロイクロ通りのレストラン『Garden』でマッタリとコーヒー飲んで、暑い中をビン川まで歩いて折り返し、ナイトバザール内のバーでビールを飲み、ターペ門のカフェで夕飯食べコーヒー飲んで、これまたターペ門のバーでビール飲んで、最後にホテル横のバーでビールを飲む。相変わらずのチェンマイ生活が始まった感じで、めちゃ心安らぐ。みんな帰ってきたことを喜んでくれて、楽しかった。それぞれの店の紹介は、また後日。
昼過ぎにホテルを出たきりだというのに、戻ったのは深夜2時過ぎだった。

◆車窓からの夜明け(うまく撮れなかった)

◆食堂車にて

 世界の車窓から

 長い編成を古い気動車が頑張って牽引している

 窓を開けてるから気持ちいい

◆チェンマイ駅




◆ビン川