百寺巡礼・第三巻・京都?
- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/14
- メディア: 文庫
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1巻につき10の寺院が収められている、このシリーズ。京都第1弾としては大好きなお寺ばかりだった。
目もくらむような亀裂に輝く寺――――金閣寺
暗愁の四畳半でため息をつく将軍―――銀閣寺
二つの巨星が出会い、別れた舞台―――神護寺
空海がプロデュースした立体曼茶羅――東寺
物語の寺に念仏がはじまる――――――真如堂
親鸞の思いが生きつづける大寺――――東本願寺
信じる力が生みだすエネルギー――――西本願寺
いのちの尊さを知る、浄瑠璃浄土―――浄瑠璃寺
懐深き寺に流れた盛衰の時――――――南禅寺
仏教の大海をゆうゆうと泳ぐ巨鯨―――清水寺
そこにはぜんぜん知らなかった歴史があり、背筋が伸びるような宗教思想があり、改めて長い間守られ発展してきた寺院の大きさを知った。そんな寺院だからこそ心穏やかになれると思うし、すぐにでも行けてしまうこの環境(地理的にも身体的にも)感謝しなければならないと思った。