seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

哲学の道と神護寺

スキーは一休みして、ふらっと京都へ行ってきた。相変わらずのノープランで。
朝早く市内に入り、ドトールでモーニングをとりながらどこへ行くか考える。なんかゆっくり歩きたい気分だったから、また哲学の道にした。


この時期の哲学の道は、実に静か。桜も紅葉もないけれど、雪山と同じで葉のない木々は見通しが良く、遠くを見ながら歩く事が出来る。哲学の道だけに、いろんな事(?)を考えながら…。銀閣近くのコインパーキングに車を駐め、端から端まで歩いてしまった。
その端(永観堂側)では、若王子(にゃくおうじ)神社に立ち寄ってみた。京都での初詣。若干小さい気はするけれど、室町時代の後白河法皇熊野権現を勧請して建立したという。しっかり参拝して、藤棚の下で一服。京都の寺社って小さなところでも、さりげなく喫煙所が設けてあるから好きなんだよなぁ。


昼のランチは、最近よく行く祇園白川の喫茶店で。日替わりランチの豚の角煮、めちゃ美味しかった。ここでゆっくりしてしまったのに、かなり遠い神護寺へ行きたくなった。閉門時間までに間に合うか微妙だけれど、とりあえず向かってみる。
神護寺へ向かうルートは、いつも有料道路の嵐山高雄パークウェイを使っている。景色もいいし、走るのも楽しいし、高雄の料金所手前に駐車場があり神護寺まで歩いて行ける。つまり、通行料は払っても駐車場代は払わなくて済む。今日も景色よくて気持ちよかったけれど、雪景色じゃなかったから残念だったなぁ。
駐車場に着いたのは、すでに16時。急いで神護寺へと向かった。一旦川底まで下り、再び参道を登っていく。行った人ならわかると思うけれど、ここを早足で駆け上ったから寒いのに汗だくだった。でも、閉門時間は17時とのことで、苦労が報われた。
山門をくぐると、この広い境内には自分1人しかいない。もう気分は上々で、まずは金堂の薬師如来とご対面。立っておられるこの像は、やっぱり立派で何度見てもいい。そして、何一つ音がしない環境で拝ませて頂いたのは、贅沢の極みだと思った。
それから、大師堂や毘沙門堂を見て廻る。残念ながらどれも扉が閉じられていたけれど、建物を見て廻るだけでもいい。自分の足音しかしない境内を歩くのは、実に癒された。
車に戻ったら、すでに暗くなり始め、再びパークウェイを走った時には京都市街の夜景がキレイだった。そしてまた、天下一品総本店でスタミナラーメンを食べ、一気に帰ってきた。


◆哲学の道


 いつも野良猫がたむろってる喫茶店廃墟前

◆若王寺神社


◆パークウェイより保津峡(トロッコ列車が走る旧山陰本線が見える)

神護寺
 映画でよく使われる大階段

 金堂

 大師堂

 結構きつい参道



◆パークウェイより京都の夜景

 ローソクをイメージした京都タワー