seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

パン屋再襲撃

パン屋再襲撃 (文春文庫)

パン屋再襲撃 (文春文庫)


村上春樹の初期の短編集。短編といってもちょっと長いのもあって、読み応えがあった。ちょっと長編に(生活にも?)疲れているときには、心地良い。
パン屋を襲撃した呪いを解こうとマックを襲撃したり、象が消滅した話をしたり、妹の結婚相手と嫌々付き合ったり、(他の本で登場した)双子姉妹を写真雑誌で発見しあれこれ考えたり、1週間分の日記を書き上げるのにローマやインディアンやヒットラーが登場したり、猫を探しに行ったら『笠原メイ』が登場したり、本当に訳わからんと思うも読後感が爽やか。この感じは説明しがたいんだけれど、それだけにやっぱり村上ワールドはすげぇと思ってしまった。