seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

チェンマイで宿変更

昨夜は宿に帰り、すぐベットに入った。でも眠れない。
部屋にはオンボロなエアコンが付いていたんだけれど、エアコン付けて寝るのが嫌いで、窓を開けて寝た。でも、網戸がなくて大量の虫が入ってきて、おまけに外がうるさい。仕方なく窓を閉めてエアコンを付けることにするも、このオンボロなエアコンは温度調整も出来なくてめちゃ寒い思いをすることになる。薄っぺらな毛布に潜り込んで寝ようとしたら、今度は体中が痒くなり、眠れない。窓を開けていたときの虫なのか、ベットの中に潜んでいた虫なのか、体中に虫さされの痕跡が出来ていた。
もうこんな宿には泊まっていられないと宿を替えることを決心し、エアコンの寒さと体中の痒さを我慢していたら、いつの間にか眠りに落ちていた。


朝起きると早速、宿を出る準備をした。隣の部屋のフランス人には「もう出てくのか」と言われたけれど、理由を説明する英語力もなく「他のホテルに移動する」とだけ言って別れた。もっと英語だけでも喋られたらなぁと、相変わらず思う。
ザックを担いで階下に下り、宿のオーナーらしき人物に「チェックアウトする」と伝えたら、すごい形相になって「なんで出ていくのか」と声を荒くして言ってきた。確かに昨日は2泊分を払っていたんだけれど、まだ1泊分を返して欲しいとも言っていない。そしたら「パスポートを貸してくれ。上にいるボスに聞いてくる」と言い始め、渋々に貴重品ケースからパスポートを取り出そうとしたら、貴重品ケースごとむしり取って上に上がって行ってしまった。
ここでおかしいなと気づくべきだった。対応したのがオーナーでその上には誰かいるとは考えられない。それでも上から下りてきたときには笑顔になって、1泊分も返してくれた。貴重品ケースも返してくれ、パスポートもあることを確認した。
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(後日談)
でも…。帰国後に、貴重品ケースの中に忍ばせてあった2万円の現金がなくなっていることに気づいた。たぶんというか絶対に、この時に抜き取られたんだろう。その事に気がついた瞬間、やられたぁと腹が立った反面、警戒感がなくなっていた自分に反省した。
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宿をチェックアウトし、まずは『Phon-NonCafe』でゆっくり朝食を取った。次はどこの宿にしようか、出来ればこのカフェの近くがいいんだけれど、違う地域に移ってみるのも悪くないなぁって考える。
とりあえずは動き回ってみることにして、ターペ門あたりで数軒回ってみるも、やはり満室だったり環境が良くなかった。今日は朝から快晴でめちゃ暑くても、もっと歩いてみる気になり、汗だくで毎日のように飲みに行っているロイ・クロー通りを目指した。
その道中にも数軒入ってみるも、部屋を見せてもらうと値段に見合った部屋ではない。今回だけは妥協しないぞと、ロイ・クロー通りに入った。この辺りも旅行者が集まる地帯だけに、ゲストハウスも多く集まっている。
今の自分の宿探しは、ガイドブックに頼ることなく、看板を見つけその宿の雰囲気で決定することにしている。ここでも3軒入ってみるもいいところはなかったけれど、細い路地に入ったところに7階建ての綺麗なホテル『VIPA HOUSE』を見つけた。でも高いんだろうなと入口を覗くと、1泊400バーツ〜と書いてある。
試しに入ってみると料金表を見せてくれ、最上階が1番安く、エアコンありなしでも料金が別れていた。1番安い最上階は満室で4階の500バーツの部屋なら空いているらしく悩んでいたら、スペシャルプライスで400バーツにしてくれるという。試しに部屋を見せてもらったら、今までで1番と思うくらい広くて明るくて清潔で400バーツとは思えない部屋で、即決してしまった。なんで上に上がるほど安くなるかと言えば、階段しかなくて結構な段差で体力がいるから。でもその分、眺めが良くて気に入ってしまった。


無事にチェックインを済ませシャワーを浴びたら、昼過ぎになっていた。もう今日の任務は終了とばかりに、ロイ・クロー通りのカフェで読書しながらマッタリしたり、部屋に戻って昼寝したり、本当に何もやらなかった。明後日には帰国なのにこんな事でいいのだろうかと思うも、こんな事が許されるのが自分で組み立てていく旅でもある。妙に初海外で本当にのんびりと旅をした、ネパールを思い出してしまった。


夜になってからは、また定番コースを散歩する。ホテルから近くなったナイトマーケットで飲んでぶらぶらしていたら、突然写真が撮りたくなり撮ってみる。ここで撮るのは初めてかも。何枚も挑戦してみても、納得いく写真は撮れなかったけれど…。
それから『Phon-NonCafe』で美味しいグリーンカレーチャーハンを食べ、ロイ・クロー通りで飲んで、22時頃に宿へ戻ろうとした。ロイ・クロー通りから宿までの細い路地にも数軒のバーがあるんだけれど、その1軒から自分の名前を呼ぶ声がしてビックリ。いったい誰なんだと店に近寄ると、去年出会ったツアーエージェントで働いているタイ人女性だった。名前を覚えててくれたのもビックリだったけれど、ターペ門で知り合ったのにこんな所で飲んでいて会ってしまうのもビックリだった。
そして一緒に飲むことになり、バーの女の子たちや欧米人も加わり、延々と飲みは続いた。なぜだか日本語教室まで始まり、いろんな単語を訳していた。自分の発音なんかで大丈夫なんだろうかと、不安になりつつ…。
飲んでいるところから自分の部屋が見えるのに、そこに戻れたのは3時過ぎだった。


※『VIPA HOUSE』HomePage
  http://www.vipahouse.com/


※1バーツ≒3円


◆なかなか良かった『VIPA HOUSE』の部屋




 部屋からの眺め


◆ナイトマーケット