seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

回転木馬のデッド・ヒート

回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)

回転木馬のデッド・ヒート (講談社文庫)


村上春樹が、人から聞いた話を短編集にした本。

本の紹介には
『人生というメリー・ゴーラウンド そこでデッド・ヒートを繰りひろげるあなたに似た人→現代の奇妙な空間→都会。そこで暮らす人々の人生をたとえるなら、それはメリー・ゴーラウンド。人はメリー・ゴーラウンドに乗って、日々デッド・ヒートを繰りひろげる。』

こんな紹介も素敵だけれど、小説の中身も『実際の話だよな』と思うくらい村上ワールドになるから不思議で、でも情景が思い浮かんできて、もの悲しくて、暖かくもなる。なんか読んでいて、ふと力が抜けるような心地よさがあった。
内容は書かずに、余韻を楽しみたいって感じ。