seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

福寿草の藤原岳

βリフトが今日で今シーズン最後だというダイナランドへ行こうと思うも、やっぱり自粛する。その代わりに、福寿草がまだ咲いているだろうと鈴鹿の藤原岳へ行ってきた。

朝、登山口の駐車場は満車状態で、その上にマイクロバスやミニバスが次々にやってくる。恐るべし残雪&福寿草パワー…。自分も急いで準備して、9:40に出発した。
相変わらず、いきなり始まる急登はえらい。最近体を動かしていないからなのか、足が全然上がらずついてこなかった。喘ぎながらも休憩無しで4合目に着いた頃には、身体も心もズタズタだった。もう下ろうかなぁなんて考え始めちゃう。単独行の悪いところ?良いところ?
でも、登山口からの時間は40分でまずまずのタイム。とりあえずは雪道になるところまで頑張ってみるかぁと、登り始める。天気は晴れていて、登っている間は汗ばむくらい。4合目からは、周りの景色を楽しむ余裕が出てきたみたい。
6合目からは雪道になってきて、8合目から雪一色になる。もう少し登ってみようと、久しぶりに6本爪アイゼンを装着した。完全な雪道になると人が多くて渋滞を始めてきたから、ジグザグルートを直登。アイゼンが雪にしっかり噛んで、面白いように登れて楽しかった。
雪道を進み9合目を過ぎると、ようやく福寿草を発見(っていうか、人だかりが出来ていた)。雪が溶けたところに小さな可憐な花がしっかり咲いているのは、なんだか強い息吹を感じた。もう少し静かだったら良かったのになぁと、撮影もゆっくり出来なかったのが残念だった。

山頂まであと少しというところで、このまま登っても(今日は200人以上も藤原に登っているんじゃないかと聞いたくらいで)山頂や避難小屋はすごい人だろうと、登頂断念。休憩するとやっぱり寒いから、軽く食事して下り始めた。
帰りは冬山登山道に入ってみたら全く人が入ってこなく、踏み後を外すと膝下まで雪に埋もれて楽しい。深雪でもアイゼンはしっかり効き、勢いで下った。そして雪がなくなってからも相変わらずの勢いで下って、登山口まで1時間ちょっとだった。もちろん無傷で。

登り始めはかなり凹んでても、特に雪を歩き始めてからは楽しくなった。福寿草も見られたし、いい登山だったと思う。今度は山頂まで行きたいな。

◆4合目

◆7合目付近

◆8合目付近

◆9合目付近の福寿草と遠景

◆深雪を楽しむガチャピン