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seigoy's diary

旅人間。山やスキー場、京都、アジア中心に彷徨ってます。それに伴って、カメラや車、パソコンが大好き。

バラナシにて

ベナレスともヴァーラナスィーともバナーラスとも呼ばれる(どれを表記したらいいか迷う)ここは、仏教、ヒンドゥー教、共に最大の聖地。インド人がここを目指してくるだけあって、その数は半端じゃない。
今朝は早起きして明け方から歩き始める。残念ながらガンガーからの日の出は雲の中だったんだけれど、ガンガーでは沐浴する人たちの多さに驚いた。沐浴するために作られたガード(コンクリートの階段が河の中まで続いている)で沐浴しながら祈りを捧げる姿に圧倒された。これも聖地ならではの風景、まさに神聖なる場所というのがぴったりで、自分も入ってみようという気持ちがおこがましく思えてあきらめた。
ボートにも乗ってみた。朝早くからボートの客引きから声をかけられっぱなしで、その中で相場を読み1時間100ルピーで行くという青年のボートに決めた。ボートに乗ると景色が一変して水面の高さからガートやその上に建つ建物を見上げると、昔からの歴史を感じる。沐浴している人々や火葬場も静かな水面上で見ていると、心穏やかになるのが不思議だった。ただ残念なのは、乗ってから1時間も経っておらず、もうすぐメイン・ガートっていうところで「これから先はもう100ルピーいる」と言い出した。メイン・ガートまで行って欲しいと言ったのにそれはないだろうと反発したけれど無理で、払うのも癪で引き返す。いい気分だったのになぁ…。
たっぷりと朝のガンガーを歩いてからホテルに戻り、屋上で朝食をとって本を読む。そして部屋に戻って2時間くらい寝てから、また屋上でチャイを飲みながら本を読む。バラナシからバスで1時間くらいの所にある、四大仏跡のひとつでブッタが初めて説法した所(初転法輪の地)というサールナートへも行こうと思っていたんだけれど、なんかバラナシではマッタリしてしまおうと決め込んでしまった。
昼過ぎからはまたメイン・ガートへ。ガンガー沿いに行けば15分くらいでたどり着けるようになったんだけれど、数多くの日本語達者なインド人に声を掛けられてうっとうしい。「ボートに乗らないか」「ハッパいらないか」などなど拒否し続けると、「長澤まさみがバタフライしたところを見た」と自慢したり「お前は体が不自由で障害者だからスペシャルプライスだ」と言ってくるから笑えてくる。火葬場にはもっとひどい詐欺師がいて、ホスピスをやっているという青年に何人か捕まった。「ホスピスをやっているんだけどお金に困っているから、遺体を焼く薪のお金を出してくれないか」と言う。予めそんな詐欺師の事は聞いていたから断るも、すごい手口で騙してくるんだなぁと感心してしまった。ガンガーのほとりでゆっくりは出来ない。
メイン・ガートから延びる大通り、ダシャーシュワメード・ロードも歩いてみる。土産物屋が建ち並び、紅茶やアクセサリー、シルク製品が多かった。看板に日本語で『地球の歩き方の○○ページに載っています』なんて書いてあるから笑える。いろいろ物色しながら歩き土産物を買うのはいつも最終日と決めているから買わなかったけれど、でも腕輪は買った。小さな寺院に入ってみたら、その傍らで菩提樹の実が付いたやつで、いろいろ英語で説明を受けたけれど半分くらいしかわからない。でもお布施を払えばご祈祷してもえるみたいで、やってもらった。これでヒンドゥー、バラナシパワーを授かったかな。
そしてまた迷路に入り込みブラブラして、ネット屋にも立ち寄ったけれど回旋が死んでいてダメだった。インドにもネットができるところはあるのに、停電だったり回線がつながらなかったり出来ないことが多い。迷路の中にあるバラナシの中心ともいえる『ヴィシュワナート寺院』にも行ってみたけれど、何か行われているみたいで長蛇の列を見て入るのをあきらめた。
夕暮れ時はガートに腰掛けてガンガーを眺めながら過ごす。相変わらず物売りとかがうるさくても強い調子で追い払っていたら、同じホテルに泊まっているドイツ人女性に声をかけられた。それからつたない英語に付き合ってくれて、ガンガーを眺めながら30分くらい話していただろうか。いい時間だった。「またあとで屋上レストランでね」と別れてから、暗くなり始めたガンガーのほとりを歩く。もう明日はここともお別れだなと思うと淋しくなり、ガートや火葬場をじっくり見て回った。
そんな感傷に浸りながら歩いていたのに、ホテル近くのガートまでたどり着いたところで1頭の牛と目が合ってしまい、突然に突進してくる。逃げることも出来ずに立ちすくんでいたら、もろに牛の頭を腹で受けてしまい1mくらい空中を飛んでしまった。あっという間の出来事で何が何だか分からなかったけれど、とりあえず受け身も良かったみたいで痛みもない。自分より周りにいたインド人が驚いたみたいで、大勢の人が飛んできてくれたことが嬉しかった。それにしても自分がよっぽど気に入らなかったのか、神からの罰なのか、最後の最後で考えさせられる出来事だった。
夜はまた屋上レストランでビールを飲みながら、本を読んだりみんなと喋ったり。みんなクレージーで面白いけれど、そこに水を差したのが韓国人10人くらいのグループ。突然入ってきてめちゃくちゃに騒いだり店員に怒鳴ったりして閉口する。店員も最近こういった韓国人グループが多くなったと困り顔だった。そんな中でも食べたビリヤニ、カレーチャーハンは美味しかった。


◆早朝のガンガー                         

◆ボート上より                          






◆ホテル入り口                          
◆屋上レストランより                       
ビリヤニ