播磨灘物語(3)
朝起きると天気が良かったから出かけたい気分だったけど、いろんな道具の整理や来週の山行の準備をしていた。夕方になると天気が崩れてきて外出を諦め、読書とか音楽を聴いて過ごしていた。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/01/16
- メディア: 文庫
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荒木村重が織田に対して謀反するところから始まって、官兵衛がその説得に向かう。しかし、それが罠であり囚われの身になってしまった。狭い牢獄での生活が細かい描写で、自分が閉所恐怖症だとこともあって読むのに苦しい。でも牢獄から見える藤が芽吹いて花を咲かしていくのを見て希望を持っていくところは実に良かった。
秀吉が荒木を倒して官兵衛は解放される頃には竹中半兵衛は亡くなっていて、半兵衛に助けられた官兵衛の嫡男は生きているところも何か感動する。牢獄を出た官兵衛は体が不自由になっていたけど、すぐに秀吉の参謀として播州平定、四国進出に活躍していく。まだ大名じゃないから独断で動くことはできなかったけど、裏方で動くことに喜びを持っていた。こんな所が実にいいなぁと呼んでいて思った。