寝台列車で目覚めたら、いつものように山の中だった。家も道路もない人工物は線路だけという渓谷を、夜明けと共に客車の心地よい音を感じながら走っていく。もうこの路線の寝台は何度も乗っているけれど、全然飽きない。ベッドの上でマッタリと車窓を眺めた…
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